ULURUスタッフのパーマの知識や薬剤選定についてのお話
気候もかなり過ごしやすくなり、夏の疲れで体調を崩されたりなどしていませんか?
今年の夏も、特に夏らしいことはしておりません・・・坂本です^_^;
猛暑だった夏も終わり、髪を下ろせる季節になりましたね!
夏は、海にいくから・・・汗かくから・・・結んじゃうから・・・と、カラーやパーマなどによる
スタイルチェンジを、お休みしていた方々・・・
その時がやってまいりました!!
秋は、お洋服もヘアースタイルも、一番楽しい季節ですよね♪
当店でも、最近ヘアカラーを秋色にチェンジされる方や、
夏にキリッとまとめていた髪を、下ろせる長さにカットして、
パーマをかけるお客様が増えてきました!!
ヘアースタイルのご相談は、お店でさせて頂きますので!(^^)!
こちらでは、パーマについて、ちょっとだけ深い話を致します。
興味のある方はお付き合い下さい(^_-)
まず、髪は4つの結合で成り立っています。
①水素結合・②イオン結合・③シスチン結合・④ペプチド結合です。
パーマには、①~③の結合がかかわっています。
ざっくりご説明すると、髪が濡れることで、①水素結合が切れ、パーマ液の1液の成分によって
②イオン結合③シスチン結合が切れ、2液によって再結合させます。
そして最後に髪を乾かすことによって、①水素結合が繋がり、
パーマが完成します。
3つすべての結合がしっかり再結合させることが、その後のダメージや、パーマの持続に
大きく関わってきます。
ちなみに、④ペプチド結合は、髪の生命線のようなもので、過度のブリーチなどにより切れてしまった
結合は、二度と元には戻りません。
クルクル~
3つの結合の中でも、パーマに最も大きくかかわるのが、③シスチン結合です。
パーマの1剤に含まれる、チオグリコール酸やシステインなどの還元剤といわれる成分が、
髪のシスチン結合を切断し、髪の内部は柔らかい状態になります。
その間に、ロッドに髪を巻き付けるなどして、くせ付けをし、
パーマを完成させます。
なので、私達美容師は、お客様の求める強さのパーマを表現する為には、
髪質、ダメージ具合に対して、どのような還元剤を使い、どれくらいの太さのロッドに何回転巻き付けて、
どのような酸化剤で再結合させるかを考えながら、日々パーマと格闘しているわけです(^^;)
クルクル~
また、1剤には、アルカリ剤といわれる、髪を膨潤させ、薬剤の浸透や反応を促進する
成分が含まれ、髪が「一番安定する、弱酸性の状態」から離れるため、②イオン結合も
切断されます。
パーマの2剤のよって、ある程度は戻るのですが、サロンでは
様々なヘアケアケア剤を使い、いかに早く弱酸性の状態に戻すかに気を使っています。
しかし、完全に戻るのには、数日~1週間かかるといわれていますので、
その間のご自宅でのケアがとても大事になります。
ダメージケアももちろん大切ですが、その間はウェーブの状態が不安定な場合が
多いので、しっかりとパーマを出すスタイリングをする事が、その後の持続にかかわってきます。
直後にかかわらず、ずっと大事なのですが、髪は水素結合の力でもとの形に戻ろうとするので、
スタイリングをせず、パーマがダレた状態で過ごすことが多ければ多いほど取れやすくなります。
しっかりスタイリングすることを心がけましょう(*^_^*)
パーマをかけるにあたって、よくカラーと一緒に出来るかどうかのご質問を頂きます。
カラーやパーマの薬剤は基本的に医薬部外品に分類されていますが、
しかし、今は薬もかなり色んな種類が出ていて、特にパーマ液は化粧品に分類される
カーリング料でもしっかりウェーブを表現することが出来、ウルルではパーマや縮毛矯正のお客様の
多くを化粧品分類の物で対応しております。
薬事法では医薬部外品と化粧品の同日施術は認められておりますので、
お髪の状態や、求めるスタイルにもよりますが、パーマ、カラーの同日施術が可能になっております。
ピタッ!
しかし、出来ることなら間を空けた方がいいことは確かなので、その辺はご相談ください!
ウルルでは、しっかり技術説明をしながらの施術を心がけていますので、
疑問や、不安に思うことなどお客様の方でも、どんどんご質問頂けたら嬉しいです。
それでは、パーマをかけたくなったお客様、ご来店お待ち致しております♪